定額残業代制度
浜松市(中央区、浜名区)対応
定額残業代制度とは
本来、残業代は実際の残業時間に基づき計算しますので残業時間が変動すれば、残業代も残業時間に応じて変動します。
定額残業代制度とは、実際の残業時間に関わらず毎月一定の残業代を支払う制度です。ただし、実際に行った残業に基づき計算した残業代が定額残業代を超える場合には不足分を支払う必要がありますのでご注意下さい。
定額残業代が認められる主な要件
- 基本給などの通常支払われる賃金と定額残業代が明確に区分されていること
- 定額残業代が割増賃金の対価として支給されていること
- 定額残業代を超える残業代が発生した場合には不足分を支払うこと
- 定額残業代は何時間分の残業代なのかが就業規則、雇用契約書等に記載があること
定額残業代のメリット
- 実際の残業時間が少なくても定額の残業代はもらえるので、従業員が効率良く仕事をする意識になり、労働時間の短縮につながります。
- 従業員は毎月の給与の手取り額の変動が少なくなるので生活設計がしやすくなる。(例えば、定額残業代を40時間分の残業代で設定した場合、残業時間が10時間の月も残業時間が35時間の月も残業時間が40時間以内の為、定額残業代は同額になります。)
定額残業代のデメリット
- 定額残業代で設定した残業時間を超えた場合、追加の残業代の支給を忘れてしまうと残業代の未払いになってしまう。
定額残業代の支払いを何時間分とするのか
時間外労働の上限は原則として1ヶ月あたり45時間(1年単位の変形労働時間制の対象労働者は42時間)となっていることから、45時間または、42時間以内で設定することが望ましいのではないでしょうか。
専門家にご相談下さい
定額残業代制度を導入する場合は、注意すべき事項が多数ありますので専門家へご相談されることをお奨め致します。
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